少し物足りないスペックのPCでも可能な限り快適に編集する方法を回答させていただきます。
①PCの設定を見直す。
PCの設定は、デフォルトでは処理能力と消費電力を両立させる設定になっている場合が多いです。
その設定を消費電力度外視の高パフォーマンス設定に変更することで動画編集がかなり快適になります。
「コントロールパネル > ハードウェアとサウンド > 電源オプション」で設定できるかと思います。
※PCのメーカーやモデルによっては専用アプリで設定したりと、設定方法が異なる場合があります。
また、上記の設定以外にも、PCの処理を軽くする項目があるみたいです。
私自身、各項目に精通しているわけではないのでお教えすることはできませんが、興味があれば調べてみてください。
②動画編集中はYMM4のみ起動している状態にする。
動画編集と並行して素材集めのため等、インターネットを開いていたり、他のソフトを起動していたりしませんか?
他のソフトを起動していると、少なくともPCのスペックの何割かがそのソフトの処理に割り当てられます。
可能な限りYMM4のみにPCの処理能力を集中させましょう。
③動画編集中はウイルス対策ソフトをオフにする。
ウイルス対策ソフトはバックグラウンド(ユーザーの目に見えないところ)で常時動き続けていますが、実は想像以上に高負荷な処理です。
※PCでゲームをする方は遅延対策として、ウイルス対策ソフトのメーカーにこだわるレベルでPCの動作に影響してきます。
なので、動画編集中はウイルス対策ソフトをオフにしましょう。
※他にバックグラウンドで動くようなソフトがある場合はそちらもオフにしてください。
④きつねゆっくりの「一枚絵」を使用する。
ゆっくり解説動画にて、処理が重くなる原因の一つに口パク・まばたきがあります。
逆に言うと、口パク・まばたきがないだけでかなり動作が軽くなります。
きつねゆっくりの「一枚絵ダウンロード」より、一枚絵をダウンロードしていただき、シンプル立ち絵として登録すると使用していただくことができます。
※課題2にて設定していただくキャラクターの設定が「一枚絵」となります。
必ずしも課題の指定通りのキャラクターを使用する必要はありません。
口パク・まばたきにこだわりがなければ一つの選択肢として考えてみてください。
⑤プレビュー画面で確認しなくても問題ないアイテムは最後に追加する。
例えばBGMについて、正直プレビュー画面で確認せずとも最後に追加して音量確認する程度で問題ないかと思います。
BGMを例に挙げましたが、アイテムが多くなればなるほど処理が重くなります。
そのため、BGMや背景については最後に追加しましょう。
特に、動画ファイルはかなり処理が重くなるので、実況動画出ない限りは最後に追加しましょう。
⑥プレビュー画面に常時表示させる必要のないアイテムは非表示にしておく。
タイムライン左端の「レイヤーXX」をクリックすると、クリックしたレイヤーが灰色表示になるかと思います。
これは対象のレイヤーを非表示にしている状態になっており、非表示になっている間はPCに負荷がほぼかからない状態です。
例えばキャラクターと字幕の配置について、他のアイテムと重なって表示されないように注意する必要がありますが、常時表示させておく必要はなく、確認したい際に表示させれば問題ありません。
可能な限り表示させるアイテムを少なくしましょう。
⑦透過する必要のない画像はJPEGファイルに変換する。
PNGファイルは背景透過に対応している分、容量が大きく、PCに負荷をかけてしまいます。
そのため、背景透過させる必要のない画像についてはJPEGファイルに変換しましょう。
※例として、いらすとやの素材はPNGファイルですが、JPEGファイルに変換すると背景が白色になってしまいます。
⑧レイアウト等、一つの画像データにできるものは画像データにしてしまう。
例えば課題2の動画のレイアウトは3つの四角形がベースとなっています。
挿入した動画や表情が変わるキャラクターについては一つの画像データにできませんが、3つの四角形については一つの画像データにしても問題ありません。
3つの四角形以外を非表示にした状態で「サムネイル画像を出力」機能(カメラマークのアイコン)を使用し、一つの画像にしてしまいましょう。
3つのアイテムが一つの画像データになることで処理が軽くなり、同時にタイムラインもスッキリ見やすい状態になります。